【MetaKozoDAOを約8ヶ月運営して思う大事なポイント!】


筆者 MetaKozoDAO Founder ルキフェル

芸能活動を経て、EC、D2Cブランドなどスタートアップに携わり、2022年10月にNFTコレクション”MetaKozo”と”MetaKozoDAO”を立ち上げた起業家。ユーザー発、日本発のキャラクターブランドで長く愛され世界に羽ばたくプロジェクトを目指す。

最近いろんな企業さんやプロジェクトさんからありがたいことに「MetaKozoDAOは熱量が高く、自発的なコミュニティを構築できていますが、どういう秘訣があるんですか?」とよく聞かれるので、僕が考えるコミュニティ運営の大事なポイントについて今日は書いていこうと思います。

※あくまで個人的に約8ヶ月間毎日コミュニティ運営をしてきてたどり着いた答えなのでよろしくお願いします。

目次

コミュニティ運営で大事なポイント4つ

NFTコミュニティを運営していく上で僕が大事にしていることが主に4つあります。

①コミュニティメンバーにスポットライトは当たっているか?
②運営サイドは密なコミュニケーション、目に見える動き、マインドの共有をできているか?
③定量的な数字をキープできているか?
④コンセプトに一貫性はあるか?

主に以上の4つです。
一個一個深掘っていきます。

①コミュニティメンバーにスポットライトは当たっているか?

これは元々のMetaKozoDAOの思想と誕生のストーリーが関係してます。

僕はMetaKozoを立ち上げる前は、芸能活動を経てECやインフルエンサーキャスティングをしているベンチャー企業に勤めていました。今まで自分のアイデンティティの表現の仕方は歌を歌ったり、ステージに立つことだったけど、その活動をやめていざ一般社会に出た時に、これまでの人生のように自分にスポットライトが当たらない現実に直面しました。

初めの頃はコピー&ペーストを右クリックでやってたレベルなのでそりゃスポットライト当たらないですよねw
スラック?フィックス?CVR?コンバージョン?何それ?でした(笑)
会議中にしれーっと調べて、うんうん頷いてました。

当たり前かもしれませんが会社から要求される業務をこなし、僕の意見もそこまで通らなくて、日に日に自信を喪失して途中からは考えることをやめていました。

しかし一度の人生。自分が輝ける人生にしたい。

そして自分のように、日常でうまくアイデンティティを表現できてなかったり、スポットライトが当たってない人は世の中に多いんじゃないかなと思って、そんな人たちにスポットライトが当たるような場所を作りたいとMetaKozoDAOを作りました。

MetaKozoDAOについてはこちらもチェック

一般的な会社においては、社員は会社を大きくするための社員。

しかし僕らが目指す世界では、コミュニティのメンバーはMetaKozoを通じて【個人としてどう在りたいか?】がテーマです。

そこが会社との大きな違いかもしれません。

「YOUR Space Journey」という大事にしている言葉があります。

「君の宇宙へ旅をしよう」という意味です。

自分の人生は誰のものでもない、あなたのものです。

あなたの人生の主人公は大谷翔平でもトムクルーズでもありません。

そんな個人にフォーカスを当てる思想があるからこそ、自発的であり自分の人生を今よりもさらに楽しもうとしてる人たちがMKDには集まってきてます。

僕らはMetaKozoのための誰かではなく、誰かのためのMetakozoを目指していています。

MetaKozoがなぜ小僧の姿なのか?
大人に子供の頃のように自由な発想で伸び伸びと自分を表現して欲しいからです。
子供達に今の気持ちを大人になっても忘れないでほしいからです。

企業やプロジェクトさんは誰々に何々をしてほしいと思うかもしれません。NFTを買って欲しい、盛り上がって欲しい、Discordでコメントをして欲しい。その前に個人の”Want”を満たすことが大切です。

②運営サイドは密なコミュニケーション、目に見える動き、マインドの共有をできているか?

コミュニティをやってみて思ったことですが、コミュニティは人が集まってコミュニティとして成り立ってます。

大きな生き物なんです。

だからこそコミュニティの動きは日々見る必要があるし、仮に企業さんが外注してコミュニティ運営はどこかの人もしくは会社に任せようとなるとなかなか上手くいきません。

NFTに参入してくる有名な企業さんでもコミュニティ運営を苦戦するのがこのポイントです。

多くのリソースをかける必要があり、フルコミットの人物は最低でも1人は必要です。

社員さんが土日や勤務時間関係なくDiscordの対応やコミュニティメンバーとコミュニケーションを取るのはなかなかできないでしょう。

だからこそ僕個人としては、チャンスであり、毎日コミュニティの様子を見つつ、コミュニケーションを取ってます。

僕としては時間や曜日は関係なく、もはや当たり前になっていて、コミュニティメンバーは仲間なんで仲間から連絡があって、今は勤務時間外だから明日返事しますとかそんなの無いですよね?そんな感覚で日々みんなと接しています。
その分、僕の日常はどこにいる時でもスマホをいじる時間が必然と増えてしまってますw

次に目に見える動き。

NFTコミュニティの典型的なパターンがセールが終わって、そのあと過疎っていくパターンです。

盛り上がるきっかけがないと、なかなかコミュニティは活性化していきません。なのでプロジェクトは間を空けないように様々な施策を打っていく必要があります。

MetaKozoでいうと、有名企業さんとのタイアップ企画、アパレルEC、全国パルコ4店舗のアパレル展開、コラボNFTコレクション、バトル企画、SNS企画、毎週のコミュニティ内ラジオ、商品やトークンやNFTのホルダー還元、コミュニティメンバー発の商品化などなど、メンバーが楽しんでくれるような施策をこの8ヶ月間で間を空けないように出してきました。

そして最後にマインドの共有。人は想像している以上に人の考えが伝わりません。

だからこそ日々自分のマインドを共有していく必要があります。

人間関係が大体うまくいかなくなる時は、相手の考えを憶測で判断して心の距離がどんどん離れていっちゃうことです。

想像で自分が思ってることと、実際に相手が思ってることは違ったりします。なので僕は自分の考えを毎週金曜日にコミュニティメンバーに自分の声で伝えるし、コミュニティメンバーからの意見も聞き、時に怒られることもあります(笑)

ここでもう一つ重要なのはコミュニティの意見を全ては聞けないということも大切です。

経営方針や全体の方向性などプロジェクトによって重要な事は大衆に委ねるとかえってリスクになりえます。

なので聞ける事と聞けない事。対応できることと対応できないことはあります。

③定量的な数字をキープできているか?

数字的な部分になります。

具体的にはフロアプライス、出来高、流動性、Twitterのフォロワー数の増減、ツイートのエンゲージメント、Discordメンバー数の増減、派生コレクションのセール結果など。

フロアプライスは特に重要で、コミュニティメンバーはほぼ毎日と言っていいほどフロアプライスを確認してると思います。

このフロアプライスの維持=コミュニティのモチベーションの維持になります。いくら熱量が高くてもフロアプライスが下がっていくとメンバーは不安になります。なのでプロジェクトはフロアプライスの維持はマストになっていきます。

例えると、株式上場してないベンチャー企業なのに、株価が常に出てるようなNFTの世界のシビアな部分ですねw

フロアプライスにおいても、NFTを多く持つのはコミュニティのメンバーになるので、そのメンバーの目線の先と運営チームの目指す先がイコールになっていないと、リスト率が上がったり、安くなったり、ホルダー握力も弱まってしまいます。

なのでホルダーの多くが長くプロジェクトを見ることで、今安くこのNFTを売ったら逆にもったいないよねと思ってもらうことが大事になってきます。

出来高においても、仮にフロアプライスが1ETHあって、出来高が3ETHとかだとそれは信憑性は弱いです。

出来高はそのフロアプライスの信憑性やプロジェクトの期待値に関わってきます。
平均でいくらで売買されてるかを見るのもいいかもしれません。
ただ注意点としては、ローンチした時期が早かったプロジェクトはNFTバブルの追い風もあり、出来高が高い傾向にあるのでトータル出来高を見るよりも、直近1ヶ月から3ヶ月くらいの出来高が”今”のそのプロジェクトの指標になります。

Twitterのフォロワー数やコミュニティのメンバー数はそのプロジェクトの規模感を表すので、ここも伸ばしていく必要があります。

④一貫性はあるか?

プロジェクトのテーマや目的と、実際に目に見えている動きが合ってるかも非常に重要です。

ここが矛盾していたりするとブレてきて、メンバーにもそれは伝わります。

何をやるかも大事ですが、どうしてそれをやるかも大事です。

MetaKozoの例でいくと、ファウンダーの僕が個人にスポットライトが当たり、存在意義を自由に表現できるような場所を作りたかったのでMetaKozoDAOを作り、今それが現実になってきてます。

そしてMetaKozoは日本から世界へ。ユーザーから世界的なキャラクターへを目指しているので、きっかけになる様々な取り組みをしていってます。

このように根源となるビジョンや思想が真ん中にあり、それが現実になっていってるかが大事です。

最近はこのようなにょーんず(コミュニティメンバー)の熱いメッセージを見かけるようになって感動でいっぱいです。

https://twitter.com/rungun_itinari/status/1687570027816550400?s=20
https://twitter.com/makkoi8989/status/1687228990648410112?s=20
https://twitter.com/mutikin10111005/status/1687106720630489088?s=20

MKDに参加してくれたメンバーがMKDを通して、個人として何を感じて何を学んで何を表現していくのか。

上記のようなコミュニティメンバーの発信を見かけると、着実に僕が想像していたコミュニティの理想に近づきつつあり、誰かのためになれてるんだなと嬉しい気持ちになります。

思想に人が集まり、全体を通してみたときの一貫性も大事です。

以上が僕が思うコミュニティ運営において大事なポイント4つです。

こう見るとなかなか大変だと思う人は多いかもしれませんが、8ヶ月コミュニティ運営をしてみて、僕の見える景色も変わってきて、「最高に楽しい」ってのが今の気持ちです。

NFTコミュニティに興味がある人や今NFTコミュニティをすでにやられてて苦戦してる人の役に少しでもなったら幸いです。

日本から世界へ。みんなで素晴らしい価値を創造していきましょう。

にょーん🚀

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この記事を書いた人

ルキフェルのアバター ルキフェル MetaKozo Founder

芸能活動を経て、EC、D2Cブランドなど数々のスタートアップに携わり、2022年10月にNFTコレクション”MetaKozo”と”MetaKozoDAO”を立ち上げた起業家。ユーザー発、日本発のキャラクターブランドで長く愛され世界に羽ばたくプロジェクトを目指す。

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